初めに!
外壁塗装の業者を選ぶ場合の注意点
外壁塗装の業者を選ぶ場合には、注意点があるので、
まずその点から解説したいと思います。
その注意点とは、悪質な外壁塗装の業者が多いという点です。

上のグラフからわかるように、外壁塗装の被害相談件数は毎年5,000件を超えており、
多い年は8,000件ほどとなっています。
この件数は、1日あたりに換算すると15件から20件ほどになります。
この事から、外壁塗装の業者を選ぶ場合は、
信頼できる業者に依頼することが重要だと言えます。
しかし、一般の方々は外壁塗装の業者をほとんど知らないと思います。
CMで外壁塗装の業者の広告が流れることも、ほとんどないと思います。
ですので、一般の方が信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ事は難しいと思いますので、 次に信頼できる外壁塗装業者を選ぶ方法について解説したいと思います。
信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ方法
信頼できる外壁塗装の業者を選ぶ方法として、簡単な方法があるので、
その方法を紹介したいと思います。
それは、外壁塗装業者の一括見積もりサービスを使う方法です。

外壁塗装業者の一括見積もりサービスとは、
外壁塗装業者とは別の第三者機関が、
依頼者の地域の数社の外壁塗装業者に対して、同時に料金の見積もりを依頼するサービスです。
外壁塗装業者の一括見積もりサービスのほとんどは、無料で利用することができます。
この外壁塗装業者の一括見積もりサービスには、多くの外壁塗装業者が登録されていますが、 外壁塗装業者が一括見積もりサービスに登録するためには、 厳正な審査を通過する必要があります。
ですので、外壁塗装業者の一括見積もりサービスには、 基本的に信頼できる外壁塗装業者のみが登録されているという事になります。
また、このサービスを利用すると、依頼者はそれぞれの外壁塗装業者の提示した料金を比較できるので、 安い業者を選ぶ事ができるメリットもあります。
一括見積もりサービスを利用するメリットのまとめ
外壁塗装業者の一括見積もりサービスを利用すると、 信頼できる業者に依頼する事ができますし、また複数の業者の料金を比較することができるので、 費用の安い業者を見つけることができます。

外壁塗装業者の一括見積もりサービスを利用する場合は、主に2つのメリットがあるので、 とてもおすすめのサービスですが、 外壁塗装業者の一括見積もりサービスは、たくさんあります。
一括見積もりサービスはたくさんある
外壁塗装業者の一括見積もりサービスはたくさんあるので、 次にそれらの一括見積もりサービスの中で、 どのサービスを選べば良いのかが問題になってきますが、 本サイトでは、多くの方々に利用されている一括見積もりサービスが、 最も信頼性が高いだろうと判断しています。
ですので、本サイトでは外壁塗装業者の一括見積もりサービスの中で、 とても実績の多い業者を紹介したいと思います。
厚木市の外壁塗装一括見積もりサービスおすすめ3選

NO1.ヌリカエ

NO2.外壁塗装の窓口

(出典元:https://gaiheki-madoguchi.com/)
サービス名 | 外壁塗装の窓口 |
---|---|
利用料金 | 無料 |
対応地域 | 全国(厚木市対応) |
特徴 |
|
公式サイト |
外壁塗装の窓口は、月間利用者数が30万人以上なので、
国内トップクラスの実績があります。
ですので、外壁塗装の窓口もとてもおすすめです。
また、お断り代行制度とは、依頼する業者が決定した場合に、 他の業者を断る時に、外壁塗装の窓口の相談員が、 お客さんに代わって、お断りの連絡をしてくれる制度です。

NO3.外壁塗装の案内所

(出典元:http://www.tosou-mitumori.com/lp04r/)
サービス名 | 外壁塗装の案内所 |
---|---|
利用料金 | 無料 |
対応地域 | 全国(厚木市対応) |
特徴 |
|
公式サイト |
外壁塗装の案内所の総利用者数は、100万人以上なので、
外壁塗装の案内所もとても多くの実績があります。
ですので、外壁塗装の案内所もとてもおすすめです。
また、外壁塗装の案内所では、業者からの営業電話は一切ありません。
また、見積もりの段取り、現地調査の日時調整、一括見積もり後の質問・要望、
値下げ交渉、お断りの連絡など、全て担当者が代行してくれます。
ここからは、外壁塗装に関連する情報を解説したいと思います。
台風シーズンに外壁塗装をしたらどうなるの?

台風に限らず雨が降ったり塗装はできない
台風に限らず雨が降ったら塗装はできません。
塗料が乾く前に、雨水が付いてしまうと、
塗料が流れてしまったり、綺麗な仕上がりになりません。
また、塗料が水で薄まってしまうと、
塗料本来の機能が発揮されず、劣化しやすくなります。

台風が来たら足場はどうなるの?
台風が来たら、足場が倒壊する可能性はゼロではありません。
外壁塗装の工事中に台風が来る時は、
業者は足場倒壊の対策をします。
足場の強度を強くするために補強をしたり、
メッシュシートを畳んだり、
壁当てをしっかりと固定させたりします。
これらを行うことで、通常は足場の倒壊の心配はないです。
しかし、台風の威力は場合によっては、とても強くなるので、
対策をしても足場が倒壊する危険性があります。

台風がきた場合の工事への影響
強風により、屋根瓦、タイル、雨樋、雨戸などのパーツが、
飛ばされる場合があります。
ですので、その場合は外壁塗装の他に、
飛ばされたパーツの補修をしなくてはならなくなります。
そうなると、工事の期間が長引く事になります。

台風被害は火災保険が適用される場合がある
火災保険は、風害や豪雨などの自然災害で適用されます。
ですので、火災保険をかけている場合は、
台風被害を受けた後に、保証してもらうことが可能です。

台風シーズンの外壁塗装はあまり適していない
台風シーズンの外壁塗装は、足場が倒壊する可能性があります。
また、台風シーズンは夏ですが、
夏は気温が高くなりすぎて、塗料を塗るのにあまり適した気温ではありません。
また、夏は湿度が高くなるので、塗料が乾くのが遅くなるデメリットもあります。
台風シーズンの外壁塗装は可能ではありますが、
しかしそれらの理由で、あまり適してはいません。
火災保険を使うと外壁塗装が無料になる

火災保険を使うと外壁塗装が無料になる理由
建物の所有者が、火災保険に加入している場合に、
災害によって外壁が破損してしまった場合は、
火災保険が適用されると、補修費用を保険会社が全額払ってくれます。
しかし、火災保険が適用されるためには、いくつかの条件があります。

外壁塗装に火災保険が適用される条件

条件1.外壁の破損原因が災害による場合
外壁塗装に火災保険が適用されるためには、
外壁の破損原因が災害による場合です。
ここでいう災害とは、火災、自然災害(風害、雪害、豪雨など)です。
風害とは、強風、台風、竜巻による被害です。
雪害とは、大雪、ひょう、落雪による被害です。
豪雨とは、雨、洪水、高潮、土砂崩れによる被害です。
水害、窃盗、騒擾(集団によって起こされた騒ぎや秩序の乱れ)は、
契約内容によって異なります。
また、地震による火災や破損は、火災保険には適用できません。
地震による火災は、地震保険に入っていないと補償が適用されません。
一方で、落雷による火災や破損は、火災保険が適用される可能性が高いです。

条件2.被災から3年以内に申請する
外壁塗装に火災保険が適用されるのは、被災から3年以内のみです。
この申請期限は、保険法により決められているので、
どの会社の保険でも、申請期限は一緒です。
また、申請したのが被災から3年以内だからといって、
必ずしも保険の適用になるとは限りません。
被災から保険の申請までの期間が長くなると、
被災の原因が災害であると示すことが難しくなっていきます。
ですので、火災保険の申請は、早ければ早いほど良いです。
また、火災保険が適用されることを知らずに、
自費で工事を行ってしまった場合に、
申請から3年以内であれば、保険を申請することができます。
しかし、この場合も被災の原因が災害であると示すことができないと、
保険が適用されません。

条件3.補修費用が火災保険の免責金額以上である
補修費用が、それぞれの保険会社で定められた規定額(免責金額)よりも低い場合は、
火災保険の適用外になります。
また、免責金額は、契約内容によって異なりますが、
一般的には20万円ほどです。

損害保険会社から保険金が支払われるまでの流れ
- step1.外壁塗装業者に見積書を依頼する
- step2.保険会社に申請書を提出
- step3.保険会社による現場調査
- step4.審査
- step5.保険金の支払い
火災保険が適用されるためには、被災から3年以内に申請する必要があります。
ですので、この点を事前に確認しておきます。
また、保険会社に申請する前に、
外壁塗装業者に損害箇所の見積書を依頼します。
その理由は、保険の申請書を提出する時に、
修理内容の見積書が必要になるからです。
書類が揃えば、保険会社に申請書を提出します。
その後、保険会社が現場調査をして、
保険の適用対象なのかどうかを判断します。
そして審査が通れば、
保険金が支払われます。
また、保険会社に申請してから、保険金が支払われるまでの期間は、
保険法により30日以内と定められています。

火災保険を利用した悪徳業者に注意
自己負担が無料になる事をやたらとアピールしたり、
保険金請求の代行を訴えるような業者は、
注意が必要です。
悪徳業者によっては、高額な手数料やキャンセル料を請求してきます。
また、保険会社に虚偽の申告をして、
保険金の額を釣り上げようとします。
このような悪徳業者を利用しないように注意する必要があります。

火災保険を使っても保険料は上がらない
火災保険を使って、外壁塗装の費用が支払われると、
翌年から保険料が上がると思われるかもしれません。
しかし、火災保険を使っても、基本的に保険料は上がりません。
火災保険を使っても、特にデメリットはないので、
安心して火災保険を使って良いと思います。
防水塗料を使った外壁塗装

防水塗料とは?
防水塗料は、防水機能が高い塗料や弾性塗料のことです。
弾性塗料は、ゴムのように伸縮性を持った塗料です。
弾性塗料は、ひび割れが起きづらいという特徴があります。
また、外壁塗装の通常の塗料は、3度塗りを行っているので、
ある程度の防水性があるのですが、
防水塗装は、通常の塗料よりも防水機能が高いです。

弾性塗料を使うメリット

1.ひび割れしにくい
弾性塗料は伸縮性があるので、ひび割れしにくいです。
建物は、車が通る時や地震の振動を受けますが、
振動を受け続けていると、次第に建物にひびが入っていきます。
通常、建物にひびが入ると塗装もひびが入ってしまい、
雨水の侵入の原因になります。
しかし、弾性塗料は伸縮性があるので、
建物にひびが入っても、ダメージを軽減してくれます。

2.モルタル外壁の劣化を抑える
モルタル外壁は、ひび割れが起きやすい素材です。
しかし、モルタル外壁に弾性塗料を使うと、
ひび割れが発生しても、弾性塗料がダメージを抑えてくれます。

弾性塗料を使うデメリット

1.耐用年数が比較的短い
弾性塗料の耐用年数は、10年くらいです。
通常の塗料では、種類によっては耐用年数が15年以上になるので、
弾性塗料の耐用年数は、比較的短いです。

2.膨らむ場合がある
弾性塗料は、通気性が低いので、
年月の経過と共に、湿気により塗装が膨らむ場合があります。
また、弾性塗料は熱に弱く、熱を受けると柔らかくなるので、
熱が原因で膨らむ場合もあります。

3.施工が比較的難しい
弾性塗料は、水分が残っている状態で塗装すると、
膨らむ原因になってしまいます。
弾性塗料は専門的な知識が必要なので、
施工が比較的難しいです。

防水機能の必要性
戸建ての建物は、木造のものが多いので、
建物の内部に雨水が侵入すると、急速に劣化が進みます。
ですので、建物の劣化を防ぐために、
塗料の防水性が必要な場合があります。

弾性塗料の種類
弾性塗料は、高弾性塗料と微弾性塗料があります。
高弾性塗料は、20℃の場合に120%以上伸びます。
エラストコートの高弾性塗料の場合は、
最大で250%伸びますし、耐用年数が15年以上になります。
一方で微弾性塗料は、20℃の場合に50%から100%程伸びます。

防水塗装での仕上げ方法

1.単層弾性仕上げ
単層弾性仕上げは、下塗りをした後に、弾性塗料を2回から3回塗って仕上げるものです。
戸建ての建物では、単層弾性仕上げが行われることが多いです。

2.複層弾性仕上げ
複層弾性仕上げでは、
下塗りをした後に、弾性塗料を2回塗って、
更にその上に通常の塗料を2回から3回塗って仕上げるものです。
合計で、5回から6回塗っているので、
塗膜に厚みがあることから、単層弾性仕上げよりも防水性が高いのですが、
しかし費用も高くなります。

3.微弾性塗料仕上げ
微弾性塗料仕上げは、微弾性フィラーと言われる下塗り材を塗ってから、
通常の塗料を1回から2回塗って仕上げるものです。
微弾性塗料仕上げは、3つの仕上げ方法の中で、
一番防水性が弱いです。
外壁塗装の営業トークに注意

安易な契約は避ける
外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が多く存在しています。
外壁塗装の被害相談件数は、年間に5,000件以上となっているのが現状です。
また、外壁塗装の料金は、ケースバイケースで変わります。
それぞれの壁の状況が違いますし、劣化状態も異なるため、
外壁塗装の料金体系は不透明です。
ですので、このような状況をいいことに、悪徳業者は法外は金額を提示する場合があります。
ですので、外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が多く存在するので、
安易な契約を避けることが重要になります。

こんな営業トークに要注意

例1.今はキャンペーン中になります!
「今はキャンペーン中なので、安くなりますよ」と言われると、
チャンスだと思って、契約したい気持ちが出てくるかもしれません。
しかし、実際はこれはただの営業トークの場合が多く、
元々高い金額を設定しているだけの可能性が高いでしょう。
外壁塗装の業界は、価格競争がかなり激しいので、
簡単に値下げはできないはずですから。

例2.モニター価格にできますよ
これは、モニター商法と言われるものです。
モニター価格にするので、
それと引き換えに家の画像をホームページに載せる、といったものです。
「モニター価格になるので、安くなりますよ」と言って、
契約させようとします。
しかし実際は、モニター価格と言っているのに、
値引きしていないケースがあります。
モニター価格なのに、安くなっていない場合があるので、
要注意です。

例3.足場代を無料にしますよ!
足場代は、10万円から20万円くらいするので、
結構高額なため、
「足場代を無料にしますよ!」と言われると、
かなりお得に聞こえると思います。
しかし、これもただの営業トークです。
10万円から20万円の金額を、簡単に無料にできるはずはありません。
足場代を無料にする代わりに、
別の作業代を高くされる可能性があります。
ですので、このような営業トークにも要注意です。

例4.今契約すると値引きしますよ!
これも、安さを売りにして、契約させるための営業トークです。
値引きすると言っておいて、
実際に値引きされていない場合が多いです。
外壁塗装の費用は、簡単に値引きできないはずなので、
値引きするという話は、デタラメの可能性があります。

要注意の営業トークまとめ
外壁塗装では、安さを売りにする営業トークは、
信頼性が低いという事です。
実際に、費用相場よりも安い費用にできたとしても、
安物の塗料が使われている可能性もあります。
ですので、安さを売りにする営業トークをしている業者は避けた方が良いでしょう。
ところで、本サイトでは3つの一括見積もりサイトを紹介しています。
それらのサイトを利用すると、信頼できる業者を紹介してもらえます。
ですので、悪質な営業トークを避けたい場合は、
本サイトで紹介している一括見積もりサイトがおすすめです。
また、悪質な営業トークを避けるためには、
外壁塗装の費用相場を知っておくことも重要です。

信頼できる外壁塗装業者かどうかを判断するポイント

1.見積書が分かりやすい
見積書には、使用する塗料やそのメーカーが記載されているかどうか、
また工程ごとに細かく書かれているかなど、
分かりやすく記載されているかどうかをチェックします。
外壁塗装一式〇〇円など、大雑把に書かれていては、
詳細がわからないので、
不安だと思います。
見積書が大雑把だと、
依頼者のことをしっかり考えてくれている業者なのか疑問が生じます。

2.実績が多い
今までに、どのくらいの利用者がいるのかで、
信頼できる業者かどうかが判断できます。
外壁塗装の施工数が多いほど、経験値が高いと言えます。
実績があるのかどうかを判断する方法は、
その業者の従業員の数や存続年数の長さがポイントになります。
従業員の数が多く、また存続年数が長い業者は、
実績が多いと判断できます。

3.保証がある
外壁塗装の業者によっては、保証がない場合があります。
外壁塗装に使われている塗料によっては、
耐用年数が10年以上になっていますが、
しかし、10年以上の塗料を使っていたとしても、
雨の日に塗装をするなど、塗り方に問題があって、
2年くらいで劣化して剥がれてくる可能性も否定はできません。
ですので、保証があるのかどうかは、
重要なポイントです。
3年程度、もしくは3年以上の保証がある業者が良いでしょう。

信頼できる営業マンとは?

1.外壁塗装に関する資格を持っている
外壁塗装に関する資格には、塗装技能士、
外装劣化診断士、外壁診断士、窯業サイディング塗替診断士、外壁塗装マイスターなどがあります。
これらの資格を持っているということは、
外壁塗装に関する知識が多いということになるので、
外壁塗装の資格を持っている営業マンは、
信頼性が高いと言えます。

2.具体的な説明・提案をしてくれる
外壁塗装に関する知識が多くないと、
具体的な説明・提案をすることができません。
ですので、具体的な説明・提案をしてくれるということは、
外壁塗装に関する知識が多いとわかるわけです。
このような営業マンは、信頼性が高いと言えます。
また、外壁塗装の状態によっては、
保険や保証により、無料で外壁塗装を行うことができます。
ですので、保険や保証についても言及してくれる営業マンは、
信頼性が高いです。

3.外壁をしっかりチェックしてくれる
外壁塗装の見積もりを行う場合は、
その前に外壁をしっかりチェックする必要があります。
チェックをするためには、1時間から1時間半くらいの時間がかかります。
それにも関わらず、短時間でチェックを終わらせる営業マンは、
お客さんの事よりも、
契約をとることばかり考えている可能性があります。
一方で、具体的なチェック箇所を、お客さんと一緒に見てチェックしてくれたり、
画像で示してくれる営業マンは、
信頼感が高いと言えるでしょう。

4.見積書について詳細に説明してくれる
見積書は、外壁塗装の費用に関するものなので、
重要なものです。
しかし、素人には見積書を見ても、わからないところが出てきます。
ですので、見積書について、
お客さんがわかるように詳細に説明してくれる営業マンは、
信頼性が高いと言えます。

信頼性に欠ける営業マンの場合は断る
外壁塗装の費用は高額です。
また、外壁塗装の業者の中には、悪徳業者が多く存在します。
外壁塗装の被害相談件数は、
年間に5,000件以上となっているのが現状です。
これらのことから、外壁塗装を依頼する業者は、
慎重に決めるべきです。
ですので、信頼性に欠ける営業マンの場合は断った方が無難でしょう。
断熱塗料・遮熱塗料を使った時の効果

断熱塗料とは
断熱塗料とは、太陽光による熱が、建物内に入るのを防ぐ塗料のことです。
夏になると、外壁の温度は50℃以上になる場合があります。
外壁の温度が高くなると、その熱により建物内の温度も高くなるケースがありますが、
断熱塗料を使うと、外壁の温度が上がるのを抑えることができます。

断熱塗料の仕組み
断熱塗料には、2つの作用があります。
1つは、温度を上げない作用で、もう一つは熱を伝えにくくする作用です。
断熱塗料には、中空ビーズなどによって空気層ができ、
それにより熱の伝導を妨げる仕組みになっています。
また、外壁の温度が上がる原因は、太陽光の中の赤外線ですが、
断熱塗料には、赤外線を反射させる作用があります。

断熱塗料の効果

1.冷暖房費の節約
断熱塗料には、熱の伝導を妨げる作用があるので、
その作用により、外部の熱だけではなく内部の熱も伝わりにくいので、
室内の保温効果があります。
ですので、冬は暖房費の節約に繋がりますし、
夏は冷房費の節約に繋がります。

2.結露の発生を抑える
断熱塗料には、熱の伝導を妨げる作用がありますが、
その作用により熱の伝導が遅くなります。
このことで、外気温と室内温度の差が大きくなるのを防ぐので、
結露を抑えることができます。
結露を抑えられれば、
カビの発生や木材の腐敗・劣化を防ぐことができます。

3.耐久性が高いので長持ちする
断熱塗料は他の塗料に比べると、費用が高くなりますが、
しかし耐用年数が長いという特徴があります。
外壁塗装に使われる普通の塗料の耐用年数は、
7年から15年くらいですが、
断熱塗料の耐用年数は、
だいたい15年以上になります。

4.防音効果がある
断熱塗料は他の塗料に比べると、
塗布部は厚くなる傾向があります。
ですので、断熱塗料を使うと、防音効果が高まります。

断熱塗料と遮熱塗料の違い
先程お伝えしたように、
断熱塗料には温度を上げない作用と熱を伝えにくくする作用がありますが、
遮熱塗料の場合は、温度を上げない作用はありますが、
熱を伝えにくくする作用はありません。
この点が、断熱塗料と遮熱塗料の違いです。
ですので、遮熱塗料は、保温効果がありません。
また、遮熱塗料は夏に効果を発揮しますが、
保温効果がないので、冬は効果がありません。

断熱塗料のデメリット

1.価格が高い
断熱塗料は耐用年数が長い傾向がある反面、
価格が高くなります。
外壁塗装でよく使われる塗料の価格は、1,500円/㎡から5,000円/㎡くらいですが、
断熱塗料の場合はだいたい3,000円/㎡以上します。

2.効果がわかりにくい
断熱塗料には、温度を上げない作用と熱を伝えにくくする作用がありますが、
しかしその作用によって、どの程度の効果があるのかは、
実感しにくいです。
建物は、基本的に断熱材が使われているという事もあり、
断熱塗料を使っても、大きな効果が表れるわけではありません。
また、効果があっても、比較する事ができないので、
効果を実感できない場合があります。

3.施工が難しい
断熱塗料は、通常の塗料とは違い、特殊な成分が使われていますし、
乾燥時間が長くなる場合があります。
断熱塗料は、マニュアルに従って適切に使わないと、
本来の性能が発揮できない可能性があります。
ですので、断熱塗料は、施工が難しいです。
外壁塗装の日数・工程

外壁塗装でかかる日数
外壁塗装の工事の期間に関しては、
平均的には7日から10日です。
しかし、外壁塗装は雨が降っているとできない工程があります。
ですので、梅雨の時期や雨が降り続く時は、
それよりも期間が延びます。
また、外壁塗装の契約をしてから、工事に取り掛かるまでの日数もかかりますが、
その期間はだいたい1ヶ月くらいです。
ですので、契約をしてから塗装が完了すまでの期間は、
1ヶ月から2ヶ月くらいになります。
また、外壁塗装を依頼する業者を探し始めてから、
契約するまでの期間もありますが、
その期間はだいたい、2週間から3週間くらいです。
ですので、外壁塗装を依頼する業者を探し始めてから、
塗装が完了するまでの期間は、
1ヶ月半から3ヶ月くらいになります。
ですので、外壁塗装は塗装が完了するまでに、
少なく見積もっても1ヶ月半くらいかかるという事で、
長い期間がかかります。

外壁塗装をする時期に注意
外壁塗装は5℃以上の温度がないと、
作業ができないという制約があります。
その成約がある理由は、5℃以上の温度がないと、
塗料が固まりづらくなったり、結露する場合があるからです。
ですので、北海道のように冬に気温がとても低くなるような地域の方の場合は、
冬に外壁塗装を行うことができません。
ですので、気温が5℃を下回らない時までに、
塗装を完了する必要があります。
ですので、それを踏まえた上で、
早い時期から外壁塗装を依頼する業者を探し始めないといけないという事になります。
ですので、気温が5℃を下回る時が来る2ヶ月以上前に、
外壁塗装の業者を探し始めた方が良いという事になります。
しかし、沖縄のように、冬でも5℃以上になる地域住んでいる方の場合は、
外壁塗装の業者を探し始める時期は、気温に関しては気にする必要がありません。
しかし、どの地域に住んでいても、雨が降っている場合は外壁塗装ができないので、
梅雨の時期など、雨には注意する必要があります。

外壁塗装が完了するまでの全工程

1.外壁塗装をする時期を決める
外壁塗装をする場合は、
余裕を持って、塗装が完了する3ヶ月前以上から、
外壁塗装をする時期を決めるのが望ましいです。
また、外壁塗装は5℃以上の温度がないと、
作業ができないという制約があるので、
その事を踏まえた上で、外壁塗装をする時期を決める必要があります。

2.業者を探す
業者を探す場合は、まず悪徳業者を避ける事が重要です。
本サイトでは、そのための方法として、
一括見積もりサイトの利用をおすすめしています。
一括見積もりサイトを利用すると、
悪徳業者を避けることができますし、
安い業者を探せるメリットがあります。

3.見積書をもらう
見積書を作るためには、
まず現地調査を行う必要があります。
ですので、見積書をもらうまでには、時間がかかりますが、
だいたい1週間から2週間くらいになります。

4.業者を決定し契約
見積書を見て、納得ができれば業者と契約をします。
外壁塗装にかかる費用は高額なので、
しっかりと考えて、業者を決めましょう。

5.色選び
外壁塗装の色選びは、非常に重要です。
外壁の色は、簡単に変えられるものではありません。
一度塗ると、だいたい10年はその色です。
また、色を選ぶ場合は、好きな色にすればいいというものではありません。
面積効果など目の錯覚について知っておいた方がいいですし、
近隣の家と調和した色を選ぶことも大切です。
色選びに失敗しないように、しっかりと考えて色を決めましょう。

6.外壁塗装工事の開始
外壁塗装の工事の期間は、平均的には7日から10日です。
しかし、天候により長引く場合があります。

7.ご近所さんへの挨拶
「わざわざ、ご近所さんへ挨拶しないといけないの?」と思われたかもしれません。
実は、外壁塗装の工事中に、ご近所さんに迷惑をかける可能性があります。
どいう場合かと言いますと、「塗料が飛んで隣の家の敷地内に入った」
「塗料を塗っている時に匂いがひどくて窓が開けられない」
「足場にいる作業員から隣家の室内が丸見え」
「泥棒が足場を使って隣家に侵入する危険性がある」
「足場を組む作業がうるさい」などがあります。
ですので、工事が始まる前には、
ご近所さんにこれらの事を伝えておくと良いでしょう。

8.足場の組み立て
工事が始まると、まず足場を組みます。
足場は、外壁の高い場所を塗装するために必要となります。
足場の設置にかかる期間は、だいたい1日です。

9.高圧洗浄
高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使って外壁の汚れやカビ・コケを取り除くための工程です。
高圧洗浄の作業は、1日かかります。

10.養生
養生とは、窓のように塗料を付着させてはいけない部分に、
ビニールシートなどを使って、保護する作業です。
養生の工程は、しっかりと行わないと綺麗な仕上がりにならないので、
大事な工程です。
この工程も、だいたい1日かかります。

11.塗料を塗る
塗料を塗る場合は、下塗り、中塗り、上塗りの3つの工程が基本です。
下塗りは、外壁面を均一にならしたり、中塗り塗料を外壁面に密着しやすくする効果があります。
下塗りでは、透明・白系の塗料が使われます。
また、下塗りにかかる期間は1日です。
塗料を塗った後は、乾燥させる時間が必要なので、
その日のうちに中塗りの作業に移行することはできません。
また、下塗りが終わった後は、
中間検査をします。
中塗り・上塗りの工程を1度行うと、
一切後戻りができなくなります。
ですので、下塗りの工程が、しっかり行われているかどうかを、
しっかりとチェックする必要があります。
その後は、中塗りを行います。
中塗りでは、色選びで決めた色の塗料を塗っていきます。
中塗りが終わると、次は上塗りです。
上塗りの時に使う塗料は、中塗りの時と同じものです。
ですので、同じ塗料を重ね塗りしていきますが、
2回塗ることで、膜厚(塗料の被膜の厚み)を付けます。
膜厚を付けることで、塗料本来の耐久力を発揮します。

12.最終検査
上塗りが終わった後は、最終検査を行います。
塗り残しやはみ出しなどがないか、入念にチェックします。

13.足場解体
最終検査が終われば、足場を解体していきます。
足場を解体する場合は、多少音が出る場合があります。

14.外壁塗装の完了
足場解体が終われば、外壁塗装の完了です。
外壁塗装のトラブル

契約・金銭に関するトラブル

1.違約金の請求
業者と契約した後に、契約の取り消しを求めると、違約金を請求されたケースがあります。
しかし、飛び込み営業で契約した場合は、
契約した日から8日以内に限って、
クーリングオフの制度が利用できます。
クーリングオフの制度とは、
訪問販売で契約の申し込みや契約の締結をした後に、
8日以内であれば無条件で契約の申し込みを撤回・解除できる制度です。
ですので、飛び込み営業で契約した場合で、
かつ契約した日から8日以内であれば、
無条件で契約の申し込みを撤回できます。
また、このようトラブルを防ぐために、
外壁塗装の契約は、しっかりと考えてから行いましょう。

2.見積書の説明をしてくれない
見積書の説明をしてくれないという事は、
なにかやましい事があるからかもしれません。
見積書は費用に関わる重要なものなので、
それについて説明をしてくれないという事は、
この業者は信頼性が疑われます。
契約する時は、このような業者を選ばないように、
注意する必要があります。

3.追加費用を請求された
契約時の決め事とは別の請求をしてきた場合は、
お金を払う必要はありません。
しかし、業者がしつこく請求してくる場合は、
国民生活センターや住まいるダイヤルへ相談してみましょう。

4.営業マンが強引に契約を迫る
外壁塗装の営業マンは、
キャンペーン中だとか、大幅値引きするだとか、
モニター価格になるだとか、
今だと安くなるだとか、このよう言って巧みに契約をとろうとする場合があります。
また、訪問販売による被害相談件数は多いので、
営業マンのトークには、十分に気を付けた方が良いと思います。

塗装後のトラブル

1.塗装後の外壁の色がイメージと違う
「選んだ塗料の色と、外壁に使われている塗料の色が違う」というトラブルがあります。
しかしこれは、基本的に業者側が使う塗料を間違えたから起きるのではなくて、
色の見え方が違うことで起きます。
同じ色でも、見る場所や状況によって、
違って見えます。
同じ色でも、室内で見る場合と太陽光の下で見る場合で見え方が変わります。
また、人間には目の錯覚があるので、
色に関しても、面積効果(面積によって同じ色でも色味の見え方やイメージが変わる効果)のように、
同じ状況で見たとしても、色の見え方が変わります。
ですので、このようなトラブルが起きないように、
外壁塗装の色の選び方について、知っていた方が良いと思います。

2.塗装後すぐに塗料が剥がれた
下塗りの時に使う塗料の量が不足していたり、
高圧洗浄を十分に行っていなかったり、
外壁材と塗料が適合していない場合は、
塗装後すぐに塗料が剥がれる事があります。
しかし、保証期間内であれば、
このようなトラブルが発生した時は、
保証により無料で直してもらえます。
しかし、業者によっては保証がついていないので、
契約する時は、保証が付いているのかどうかを、しっかりと確認しましょう。

3.関係ない部分まで塗装されている
まず、塗装箇所について書かれた書面を見て、塗装予定箇所を確認しましょう。
そして、予定通りに塗装されていない場合は、
業者のミスなので、業者に直してもらいましょう。
業者によっては、配管などを勝手に塗装して、
マスキングの手間を省く場合があるので、注意が必要です。

4.業者の技術力が低い
業者の作業員によっては、
塗装能力が低くて、塗料が関係ない所に飛びちってしまう場合があります。
ですので、外壁塗装の業者を探す場合は、信頼できる所を選ぶことが重要です。

ご近所さんとのトラブル

1.足場の組み立てや解体の音がうるさい
足場の素材は金属なので、
足場を組む時に、金属がぶつかる音がしてしまいます。
また、足場をハンマーで叩く場合もあるので、
うるさくなる場合があります。

2.塗料のニオイが室内に入ってきた
夏のように気温が高い季節に外壁塗装の工事をする場合は、
ご近所さんは家の窓を開けている事があります。
もしも、窓を開けている時に、塗装の工程を行っていると、
塗料のニオイがご近所さんの家の室内に入る可能性があります。

3.路上に業者の車が止まっていて邪魔
家の前の道路が、狭い場合は業者の車が止まっていると、 他の車が通行できなくなる場合があります。

その他のトラブル

1.敷地内に塗料が付着してしまった
工事中に塗装をする時に、スプレーで吹き付ける場合は、
スプレーが飛散してしまいますし、ローラーで塗る場合は、
塗料が飛び散ってしまいます。
これは、ある程度は仕方のないことなので、
どうしても塗料を付着させたくない場所がある場合は、
業者に頼んで養生をしてもらいましょう。
また、塗料が隣の家の敷地内に入る場合もあります。

2.高圧洗浄をしている時に室内に水が入ってきた
高圧洗浄をしている時に室内に水が入ってくる理由としては、
窓や鍵の閉め忘れや、
建物が歪んでしまい窓を閉めても隙間が生じている場合などがあります。
窓を閉めても隙間が生じている場合は、事前に業者に伝えておく必要があります。

3.足場をいつまで経っても解体しない
家に足場が組まれていると、
泥棒が足場を使って2階から侵入してくる可能性が発生するので、
ちょっと不安に感じるかもしれません。
しかし、外壁塗装の工事は、雨が降っているとできない場合がありますが、
雨天がいつまでも続く場合があります。
ですので、工事の期間を長引かせたくない場合は、
塗装をする季節を工夫することで対策ができます。
雨が降りやすい梅雨の季節を避けたり、
台風の季節を避けたりすることで、
工事の期間が予定通りになる可能性が高まります。
しかし、天候に関係なく、業者側の事情で工事が長びく場合もあります。

4.足場が倒壊する
台風のように、強力な風が吹くと、
足場が倒壊する場合があります。
足場を組んでいる状態で、台風が来る時は、
業者は足場の倒壊対策として、足場の強度を強くするために補強をしたり、
メッシュシートを畳んだり、壁当てをしっかりと固定させたりします。
しかし、それでも足場が倒壊する場合があります。
ですので、足場の倒壊を避けたい場合は、
台風の季節である夏の時期の工事を避けた方が良いでしょう。
冬に外壁塗装をする場合

地域によっては冬は外壁塗装が出来ない
外壁塗装は、適さない環境があります。
その1つが気温5℃以下です。
5℃以下だと、塗料が固まるまでに時間がかかりますし、
またその気温だと結露しやすいのですが、
外壁が結露した状態では、塗装ができません。
話は戻りますが、冬だと気温が5℃以下になる地域があります。
それは、だいたい東北・北海道です。
ですので、冬の東北・北海道の地域は、
外壁塗装に適していません。

冬に外壁塗装をするメリット

1.台風が来ない
台風は主に夏に来ますが、冬はほとんど来ません。
台風が来ると、外壁塗装の工事ができません。
ですので、工期が長引く事になります。
また、台風が来ると、強風により足場が倒壊する危険性があります。

2.工事がスケジュール通りになりやすい
台風が来ると、外壁塗装の工事ができませんが、
冬は台風がほとんど来ないので、
台風によって工期が長引く事が、ほとんどありません。
また、外壁塗装は雨が降っていると、
塗装の工事ができませんが、
冬は比較的降水量が少ない季節です。
ですので、冬は外壁塗装の工事がスケジュール通りになりやすいです。

3.費用が安くなる場合がある
冬は外壁塗装の閑散期です。
ですので、冬は業者は工事数を確保するために、
キャンペーン価格を設定したり、割引する場合が多いです。

4.冬の外壁塗装は比較的過ごしやすい
外壁塗装のペイントをする工程の前に、窓を養生しますが、
冬だと気温が低いので、窓を開ける必要がなく、
養生により窓を開けられなくても、
あまり困りません。
また、隣の家も冬は窓を閉めている場合が多いですし、
塗料の匂いが室内にあまり入って来ないので、
比較的過ごしやすくなります。

冬に外壁塗装をするデメリット

1.工期が長くなる
冬は気温が低くなりますが、
低くなりすぎて、気温が5℃以下になると、
基本的に塗装を行うことができません。
塗装を行うことができないと、
工期が長くなります。
また、冬は気温が低くなるので、
塗料の乾燥時間が長くなる傾向があります。
塗料の乾燥時間が長くなると、
その分工期が長くなります。
また、冬は日没が早いので、
1日の作業時間が短くなります。
この事からも、冬は工期が長くなりやすいです。

2.暖房が使えなくなる場合がある
外壁塗装の工事中は、エアコンの室外機が外されたり、
養生される場合があります。
こうなると、エアコンは使えないという事になりますが、
冬にエアコンが使えないと、エアコン以外の暖房器具がない家庭にとっては、
困る事になります。
外壁塗装をする適切な時期・季節

外壁塗装をする時期

1.外壁塗装をする時期の目安
外壁塗装をする時期の目安は、
平均的には10年くらいです。
しかし、外壁塗装に使われる塗料には、
多くの種類があり、それぞれの種類で耐用年数が変わるので、
塗料によって外壁塗装をする時期が変わります。
また、外壁塗装をする時期は、塗料だけではなくて、
外壁材によっても変わります。
外壁材が劣化すると、
外壁に使われていた塗料に関係なく、
外壁塗装の必要性が生じる場合があります。

2.外壁塗装に使われる塗料の耐用年数
外壁塗装に使われる塗料の耐用年数を、 下の表にまとめました。
塗料の種類 | 耐用年数 |
---|---|
アクリル | 約3年から |
ウレタン | 約5年から |
シリコン | 約7年から |
フッ素 | 約13年から |
ピュアアクリル | 約13年から |
光触媒 | 約15年から |
無機 | 約15年から |
上の表から、外壁塗装に使われる塗料の種類によって、
耐用年数が大きく異なることがわかります。
また、塗料の種類がわかれば、外壁が劣化していなくても、
外壁塗装をする時期を予測することが可能です。

3.外壁塗装をする時期のサイン
1つ目は、チョーキング現象です。
チョーキング現象とは、雨や紫外線などにより、
塗膜が劣化することで、塗料に含まれる顔料が粉状になる現象です。
チョーキング現象が生じていると、
雨を弾く能力が低下しているので、
どんどん劣化が進んでいきます。
2つ目は、カビ・コケです。
カビ・コケが生えているという事は、
外壁が劣化して、外壁に水分が含まれているという事になります。
それをずっと放置していると、
外壁が腐食して崩れてくる恐れがあります。
3つ目は、変色です。
紫外線により、塗料に含まれる顔料が劣化すると、
徐々に変色して、色がくすんでいきます。
4つ目は、ひび割れです。
これは、塗料・外壁材がひび割れすると、
その隙間から雨水が侵入してしまいます。
放置していると、内部からも劣化が進んでいきます。
5つ目は、膨れです。
膨れとは、塗装が膨れ上がる現象です。
外壁材と塗膜の間に、水分が入り込んでしまうと、
膨れる場合があります。
6つ目は、剥がれです。
これは、塗料の劣化により、塗料が剥がれる現象です。
剥がれを放置していると、水分が外壁材にまで侵入するようになり、
外壁材の耐久性が低下していきます。

外壁塗装が適した季節とは

1.外壁塗装の塗料を塗れない条件
外壁塗装に使われる塗料には、塗れない条件があります。
それは主に、湿度が85%以上、気温が5℃以下、雨天です。
ですので、この条件に引っかからなければ、
多くの場合外壁塗装をすることができます。

2.外壁塗装が適した季節とは
日本は縦長なので、地域によって、気候が大きく変わります。
例えば、北海道では冬だと最低気温がマイナス20℃以下になることがありますが、
沖縄だと冬でも最低気温が0℃以上です。
ですので、外壁塗装が適した季節は地域によって変わるのですが、
大雑把に言いますと、外壁塗装が適した季節は春と秋です。
外壁塗装の塗料は、湿度が高いほど、乾きにくくなります。
また、外壁塗装の塗料は、35℃以上だと、
塗膜に泡が生じやすく、性能・作業性が落ちるというデメリットがあります。
また、夏は台風が来ることが多いです。
夏は1年の中で、最も湿度が高い時期ですし、
気温が高くなりすぎますし、台風が多いので、比較的外壁の塗料を塗るのに適していません。
また、冬は温度が低くなるので、塗料を塗るのに適していません。
外壁塗装をする場合は助成金がもらえるの?

外壁塗装で助成金や補助金を受け取れる場合がる
外壁塗装の助成金・補助金が受け取れる制度は、
国では行っていませんが、
都道府県・市区町村によっては、外壁塗装の助成金・補助金が受け取れる場合があります。
都道府県・市区町村によっては、リフォームを支援する制度がありますが、
そのリフォームの中に、外壁塗装が含まれている場合は、
助成金・補助金が受け取れるということになります。
しかし、都道府県・市区町村によっては、 助成金・補助金を受けられる条件が異なるので、 事前に交付条件をしっかり調べておくことが重要です。

外壁塗装の助成金・補助金が受け取れる条件の例

1.遮熱塗料を使う
外壁塗装に遮熱塗料を使うと、太陽光を反射するので、
室内の温度を下げることができます。
遮熱塗料によって、夏の暑い時期に、エアコンの使用量を抑えることが可能になるので、
遮熱塗料はエコな塗料です。
しかし、遮熱塗料の値段は、外壁塗装でよく使われるシリコン系の塗料よりも、
2倍くらい高くなります。

2.エコリフォームを行う
エコリフォームとは、特殊な資材を使って、
外壁・天井・窓などを、断熱改修するリフォームのことです。
断熱改修をした場合も、
室内の温度を下げることができます。
外壁塗装をする時に、同時にエコリフォームを行うことで、
助成金・補助金の対象となる場合があります。

3.通常のリフォームを行う
通常のリフォームは、エコとは関係はないのですが、 地方自治体が、人口の増加や産業振興を目的として、 通常のリフォームに補助金・助成金を出す場合があります。

4.その他
外壁塗装の助成金・補助金が受け取れるその他の条件の例は、 外壁塗装の着工前に助成金・補助金の申請をしている、 全ての書類が揃っている、税金を滞納していない、 申請地域に居住している、過去に同様の助成金・補助金を受け取っていないなどがあります。

理由1.助成金・補助金を受け取るまでの流れ

1.情報収集
まず、居住地で助成金・補助金の支援を行っているのか否かや、
また行っている場合は、どのような条件になっているのかを調べる必要があります。
こちら(地方公共団体における住宅リフォームに係わる支援制度検索サイト(令和4年度版))のサイトを利用すると、それらを調べることができます。
また、居住地で助成金・補助金の支援を行っているとしても、 先着順になっている場合があったり、時期が限定されている場合があるので、 注意が必要です。

2.申請
助成金・補助金の申請をする場合は、
基本的には外壁塗装の着工前に、申請をする必要があります。
また、申請をするためには、様々な書類が必要です。
例えば、申請書、住宅の登記簿謄本、設計図書、外壁塗装工事の見積書・契約書、
現場写真などがあります。
また、ヒートアイランド対策の制度を利用する場合は、 日射反射率の測定証明書類、また一般のリフォームの制度を利用する場合は、 戸籍全部事項証明書、住民票除票などが必要になることもあります。

3.工事完了報告書・請求書の提出
工事が終わったら、工事完了報告書・請求書を提出する必要があります。

4.助成金・補助金を受け取る
必要な手順を踏み、申請の許可が下りれば、 1ヶ月から2ヶ月ほどで助成金・補助金を受け取ることができます。

助成金・補助金を受け取れる金額
一般的な助成金・補助金の金額は、
改修工事費用の5%ほどになります。
ですので、その割合で工事費が100万円の場合は、
5万円が助成金・補助金ということになります。
また、地方自治体によっては、
改修工事の20%が、助成金・補助金になる場合もあります。

助成金・補助金を使う以外に費用を抑える方法

1.火災保険を使う
外壁の劣化が自然災害によるものだと認定されると、
火災保険を使って、外壁塗装の工事をできる可能性があります。
場合によっては、外壁塗装工事の費用を、
火災保険で全額払える場合があります。
外壁の劣化が自然災害によるものだと認定される条件としては、
被災したのが3年以内で、
工事費用の見積金額が火災保険の免責額を超える場合です。
火災保険の免責額というのは、
自己負担金額のことです。
火災保険の免責金額は、だいたい20万円に設定されていることが多いです。

2.住宅ローン控除(減税)を利用する
住宅ローン控除とは、個人が住宅ローンを利用した場合に、
所得税の控除が受けられる制度です。
住宅ローン控除の正式名称は、「住宅借入金等特別控除」です。
また、住宅ローン控除は2022年に改正されて、
環境を配慮した住宅を優遇するように変わりました。
政府は、環境性能の高い住宅の普及を目指しています。
以前の控除率は1%、控除期間は10年間でしたが、
2022年の改正により、控除率は0.7%、
控除期間は13年(既存住宅・増改築は10年間)に変わりました。
住宅ローン控除の適用条件には、 中古住宅の場合は、 1982年1月1日以降に建築された住宅であること、 耐震基準に準じている、 一定の省エネ改修工事などのように、 細かく規定されています。

3.相見積もりをとる
複数の業者に見積もりを依頼することで、
工事費の安い業者を探すことが出来ます。
本サイトでは、おすすめの外壁塗装の一括見積もりサイトを紹介しているので、
そちらを利用すると、費用を抑えることが可能です。
外壁塗装の費用相場

外壁塗装の費用相場
建売住宅の平均坪数は約30坪で、
注文住宅の平均坪数は約40坪なので、
平均的な一戸建の広さは、30坪から40坪くらいになりますが、
30坪から40坪くらいの外壁塗装の平均相場は、
60万円から130万円になります。
坪数と外壁塗装の費用相場の関係は、
だいたい下の表のようになります。
坪数 | 費用相場 |
---|---|
10坪 | 約20から40万円 |
20坪 | 約40から70万円 |
30坪 | 約60から100万円 |
40坪 | 約80から130万円 |
50坪 | 約100から160万円 |
60坪 | 約120から200万円 |
70坪 | 約140から230万円 |
80坪 | 約160から260万円 |
90坪 | 約180から290万円 |
100坪 | 約200から320万円 |

外壁塗装の費用の内訳
外壁塗装の費用の内訳はだいだい、塗料代、足場代、施工費、その他になります。
この中で、最も割合が多いのが塗料費です。
外壁塗装の費用の中の40%ほどは、塗料代になります。
しかし、外壁塗装に使われる塗料の種類はたくさんあり、
アクリル塗料のものだと、1㎡あたりだいたい1,000円からになりますが、
光触媒塗料だと、1㎡あたりだいたい5,000円からになります。
ですので、外壁塗装に使われる塗料の価格は、塗料の種類によって大きく変わるので、
外壁塗装の費用の中の塗料代の割合も、塗料の種類によって大きく変わります。
また、外壁塗装の費用の内訳のその他の中には、高圧洗浄代、養生代、飛散防止ネット代、
シーリング代、廃棄物処理代、人件費などがあります。
外壁塗装の養生とは、
建物を塗料から守るために、シートで覆ったりすることです。
また、シーリングとは、壁のひび割れやつなぎ目などの隙間を埋めることです。

塗装費用を決定する為の要因

1.塗装面積
塗装費用は、塗装面積に大きく関係しています。
ですので、塗装面積が広ければ広いほど、
塗装費用は増えていきます。
また、塗装面積は坪数・階数と相関関係があります。
ですので、坪数・階数がわかれば、
たいたいの塗装面積を予想できます。
また、塗装面積は窓の数や大きさによっても、
変わってきます。

2.築年数
建物は、築年数が長くなるに従って、
劣化が進みます。
シーリング材の状態によっては、
取り替える必要が出てきます。
ですので、築年数が長いと、塗装を行う前の補修作業が増えることになるので、
その分、費用が増えることになります。

3.塗料の種類
外壁塗装に使われる塗料の種類は、たくさんありますが、
それらの費用は、種類によって大きく異なります。
1㎡あたりの費用は、安い塗料だと1,000円ほどになりますが、
高いものだと5,000円以上になります。
塗装費用は、塗料代が大きな割合を占めるので、
塗料の種類は、塗装費用に大きく影響してきます。
また、塗料の価格が高く、品質が良いものは、
耐用年数が長くなるので、それだけ塗装が長持ちするという事になります。
また、塗装する色の種類を増やしたり、
調色(色をオーダーメイドする)を行う場合は、追加で費用が発生します。
調色を行う場合の追加費用は、
5万円ほどです。

4.下請け会社の有無
外壁塗装を依頼した業者が、下請け会社を使っている場合は、
中間マージン(手数料)が発生します。
また、中間マージンの割合は、20%から30%ほどと、
かなり大きな割合になります。
ですので、下請け会社を使っている業者に依頼した場合は、
中間マージンの分、塗装費用が高くなります。
また、足場工事、補修工事、
シーリング工事、塗装工事を別々の会社で行っているような場合は、
その分、中間マージンの費用が更に増えてしまいます。

5.土地の環境
暑い地域、寒い地域、海が近い地域など、
環境によって、適した塗料を使うことが望ましいです。
暑い地域ならば遮熱塗料、寒い地域ならば断熱塗料、
海が近い地域ならば塩害に強い塗料を使う場合があります。
また、建物と建物の間隔が狭いようなケースでは、 専用の足場を使う必要があるので、その分費用が増えますし、 また建物のすぐ横に、木などの植物が植えられている場合は、 その植物に対する養生も必要となるため、 その分費用が増える事になります。

6.足場
足場代(足場を組み立てる場合にかかる費用)は、
塗装費用の中の10%から20%を占めるので、
塗装費用に大きく影響しています。
建物が大きかったり、高かったりする場合は、
それに応じて、足場代も高くなってきます。
また、先程お伝えしたように、
特殊な足場を使う場合は、
通常よりも費用が高くなります。

7.施工業者
目先の利益重視で考えている業者や、 リーズナブルな価格での外壁塗装をすることで、 会社の信頼性を高めることを重視している業者や、 赤字経営が続き、会社の経営が行き詰まっている業者など、 色々な業者があるので、 施工業者によって、塗装費用が変わってきます。

塗料代の費用相場
外壁塗装の塗料には、多くの種類がありますが、 それぞれの塗料の耐用年数と費用の関係を、 下の表にまとめました。
塗料の種類 | 耐用年数 | 費用相場/㎡ |
---|---|---|
アクリル | 約3年から | 1,000円から |
ウレタン | 約5年から | 1,500円から |
シリコン | 約7年から | 2,500円から |
フッ素 | 約13年から | 3,500円から |
ピュアアクリル | 約13年から | 4,000円から |
光触媒 | 約15年から | 5,000円から |
無機 | 約15年から | 5,000円から |
上の表の塗料の費用は、
3回塗り(上塗り、中塗り、下塗り)を行う場合のものです。
外壁塗装では、通常は3回塗りを行います。
しかし、悪質な業者では、1回塗りの料金を提示する場合があるので、
注意が必要です。
安いと思って決めたら、実は1回塗りの料金だった、
ということにならないように気をつける必要があります。

外壁塗装の費用に関するトラブル

1.追加費用
見積もりの時点では、安い金額を提示していて、
後から追加の工事をすることで、
合計金額を釣り上げる悪質な業者が存在します。
ですので、追加の工事をする場合は、
追加費用がかかるのか否かを、しっかりと確認したほうが良いです。

2.大幅値引き
大幅値引きをしてくれるのは嬉しい話のようですが、しかしこのような話をする業者は、
基本的に怪しいです。
外壁塗装の工事を行うためには、最低限の費用がかかるため、
大幅値引きをするのは難しいです。
ですので、大幅値引きをするという業者は、
悪質な業者の可能性があります。
最初の見積額を、高く設定していたり、
また手抜き工事をする可能性があります。
手抜き工事をされたとしても、素人にはその判断が難しいです。
ですので、大幅値引きをするという業者は、注意した方がいいです。

費用相場よりも高くなるケース

1.外壁の劣化が激しい
外壁の劣化が激しい場合は、
塗装をする前に、外壁の補修作業が必要になるので、
その分費用が増えます。
外壁の補修作業では、ひび割れの補修をする場合は、
コーキング代がかかります。
また、サビが進んでいる場合は、
ケレン作業(鉄の部分の塗装をする前にサビを落とす作業)代がかかります。
また、雨漏れによって、基礎が腐っているような、
酷い状態の場合は、外壁の張替えを行うなど、
大掛かりな工事になる場合があります。
そうなると、費用が大幅に増えてしまいます。

2.下請けを使っている業者の場合
外壁塗装の依頼を請け負った業者が、
外壁塗装の工事を、下請けに依頼する場合があります。
この場合、外壁塗装の依頼を請け負った業者と、
実際に外壁塗装の工事をする業者が、別々になっているという状態です。
例えば、ハウスメーカーに外壁塗装の依頼をする場合が、
このケースに該当します。
ハウスメーカーで新築した方の場合は、
外壁塗装もハウスメーカーにお願いしたいと思われるかもしれませんが、
施工費用は、費用相場よりも高くなります。
ハウスメーカーに依頼した場合は、
高品質な塗料が使われたりするので、
この点も施工費用が費用相場より高くなる要因になっています。
また、外壁塗装の依頼を請け負った業者が、 下請けに依頼すると、中間マージン(手数料)が発生しますが、 中間マージン(手数料)は、施工費用の20%から30%くらいなので、 かなり高額になります。

3.悪質な業者に依頼した場合
悪質な業者に依頼してしまった場合は、
不当な高額費用がかかる場合があります。
酷い場合だと、費用相場の倍の金額になります。
また、悪質な業者は最初は安い金額を提示しておいて、
後から追加費用を請求し、
合計すると、費用相場を上回る費用になるケースもあります。
外壁塗装の被害相談件数は、
年間に5,000件以上にもなるので、
外壁塗装の依頼をする場合は、
悪質な業者を選ばないように注意しなくてはなりません。

値引き交渉はした方が良いのでしょうか?
見積額が、外壁塗装の費用相場よりも、明らかに高い場合は、
値引き交渉は有効です。
しかし、外壁塗装の業界は、価格競争が激しいです。
相見積もりがよく行われるので、見積額がすでに限界ギリギリまで、
値引きされている場合が多いと思われます。
ですので、見積額が費用相場よりも安い業者に値引き交渉をしても、
断られる場合が多いでしょう。
また、値引きが出来たとしても、その分手抜き工事をされる危険もあるので、
強引な値引き交渉は行わない方が良いでしょう。
外壁塗装のゆず肌仕上げについて

ゆず肌仕上げとは?
ゆず肌とは、果物のゆずの表面のように、
凹凸のある状態のことです。
ですので、ゆず肌仕上げとは、
外壁の表面をゆず肌に仕上げることです。
ゆず肌仕上げは、人気があり多くの家で行われています。
また、ゆず肌仕上げは、バリエーションが多いというメリットがあります。

ゆず肌仕上げにする場合の注意点

1.色の相性がある
ゆず肌仕上げの外壁にする場合に、
黒やブラウンを選ぶと、ゆず肌の模様が目立たなくなります。
ですので、ゆず肌仕上げにする場合は、
白やベージュなど、淡色系の色を選んだ方が良いです。

2.汚れが付きやすい
ゆず肌仕上げは、表面に凹凸があるので、
その部分に汚れが付きやすくなります。
ですので、定期的な掃除が必要になる場合があります。

ゆず肌仕上げの施工方法
ゆず肌仕上げの施工方法には、スプレーを使う場合とローラーを使う場合があります。
スプレーを使う場合は、スプレーガンを使って、
塗料の粘度を調節しながらスプレーを吹き付けていきます。
ローラーを使う場合は、ゆず肌模様を付けるための専用のローラーを使います。
また、塗料の粘度を調節したり、ローラーを変えることで、
多種類の模様を作ることが可能です。

意図しないでゆず肌になる原因
ゆず肌仕上げにするつもりがないにも関わらず、
外壁がゆず肌になってしまうケースがありますが、
その理由の1つは、塗料の粘度が高すぎるからです。
他にもシンナーの乾きが早すぎる場合、
スプレーガンのエアー圧の調整が悪かったり、
スプレーガンの距離が遠い場合があります。
外壁塗装中に留守にしてもいいの?

外壁塗装中に留守にしてもいいの?
外壁塗装中に留守にしても、基本的には問題がありません。
外壁塗装は室外の工事なので、
作業員が室内に入る必要はないため、1日中留守でも作業ができます。
しかし、家を留守にする場合は、
マナーとして、窓のカーテンを閉めましょう。
カーテンが開いていると、中の生活の様子が見られてしまうので、
作業員も気まずくなります。
窓のカーテンを閉めて、プライバシーを保護しましょう。
また、家を留守にする場合は、
全ての窓の施錠をしておきましょう。
これは、防犯の観点と、高圧洗浄時に、
室内に水が入るのを防ぐためです。
ですので、高圧洗浄を行う日を把握しておいた方が良いでしょう。
工事工程表を入手すれば、
高圧洗浄を行う日を把握できます。

外壁塗装の工事中に留守にできない時とは?

1.足場を組み立てる前
外壁塗装をするためには、足場を組み立てる必要がありますが、
足場を組み立てる時に、その障害となるものがある場合に、
その場所を移動しなくてはなりません。
しかし、それを作業員が勝手にすると、
あとからトラブルになる可能性があるため、
足場を組み立てる前には、
基本的に立会人が必要となります。
また、障害物を移動する場合は、
元に戻す時に位置がわからなくなったら困るので、
作業員は移動前の状態を、写真で記録します。

2.完了検査時
塗装が終わった後に、完了検査が行われますが、
この時に仕上がりのチェックを行います。
このチェック時に、立会が必要です。
立会人が、しっかりと仕上がりをチェックして、
塗装が問題なく完了したことを確認します。
この確認を行うことで業者としては、
後から塗装に関するトラブルが発生するのを、防ぐことができます。

工事期間中は空き巣に注意が必要
足場が組まれている状況では、
2階やベランダからの侵入が容易になります。
また、足場に養生シートが設置されている場合は、
養生シートが侵入者を隠してしまうので、
侵入しやすくなります。
ですので、足場が組まれている状況では、
空き巣が侵入しやすいです。
ですので、外壁塗装の工事期間中は空き巣に注意が必要です。
ですので、工事期間中に留守にする場合は、2階の窓もしっかりと施錠した方がよいですし、
夏の暑い時期でも同様です。
暑いからといって、
2階の窓を開けっ放しで、留守にしてはいけません。

外壁塗装の工事は土日祝日に行われるの?
外壁塗装の工事は、
月曜日から土曜日に行われることが多いです。
日曜日・祝日は休みになる場合が多いのですが、
しかし工事の進行具合によっては、
日曜日・祝日でも工事が行われる場合があります。
しかし、日曜日・祝日に工事が行われると都合が悪い場合は、
事前に連絡をすれば、対応してもらえます。
レンガの外壁塗装

レンガの外壁の種類

1.レンガ
レンガは100年以上の耐久性があると言われます。
ですので、レンガは歴史的な建造物でよく使われています。
しかし、オーソドックスなレンガを使った外壁は、日本にはほとんどありません。
その理由として、とても重かったりコストがかかるからです。
日本は、地震が多いという特徴があるので、
重いレンガは、日本の特徴に適していません。
また、住宅は通常100年も使わないので、
そこまで耐久性が高い素材を使う必要がないです。
ちなみに、地震に強いレンガも開発されているので、
日本でもレンガの外壁は可能です。

2.レンガ調タイル
レンガ調タイルは、レンガと同様に、粘土から作るタイルですが、
レンガのデザインになっているので、見た目はレンガにかなり近いです。
レンガ調タイルは、軽量なので日本の住宅に適しています。
また、レンガ調タイルには、湿式工法と乾式工法の施工方法があります。
湿式工法では、外壁にタイルを貼り付けるのに対して、
乾式工法では、タイルを外壁に引っ掛けていきます。

3.レンガ風サイディングボード
サイディングボードとは、外壁に貼り付けるパネル状の外壁材のことです。
サイディングボードの中に、
レンガ風のデザインになっているものがあります。
レンガ風サイディングボードの見た目は、
オーソドックスなレンガにかなり近くなっています。
また、レンガ風サイディングボードは、
施工が簡単で費用が安いというメリットがあります。

レンガは外壁塗装できるの?

1.レンガ
レンガは耐久性が優れた素材なので、 基本的には塗装の必要はありません。

2.レンガ調タイル
レンガ調タイルは、メンテナンススリーの素材なので、 基本的に塗装の必要はありません。

3.レンガ風サイディングボード
レンガ風サイディングボードは、防水性がありません。
ですので、レンガ風サイディングボードは防水性を出すために、
外壁塗装が必要な素材です。
また、レンガ風サイディングボードを外壁塗装する場合は、
クリアー塗装にすると、
デザインの良さを残したまま塗装することができます。
しかし、クリアー塗装をする場合は、
注意点があります。
1つは、クリアー塗装が劣化してくると、
塗装の表面が白く濁ってくる点です。
2つ目は、外壁の状態が悪い場合は、
補修が必要な点です。
外壁に汚れ・シミがあると、クリアー塗装をしてもそれらが隠れないので、
塗装の前の補修が必要です。

レンガ風サイディングボードの外壁塗装

1.窯業系サイディング
窯業系サイディングは、セメントを高熱処理して作られる素材です。
窯業系サイディングは、価格が安く耐震性・耐火性に優れているので、
日本で多く使われています。
サイディングボードを外壁に貼り付ける時は、
ボードとボードの継ぎ目にシーリング材を埋めていきます。

2.窯業系サイディングのメンテナンス
窯業系サイディングは、水に弱いというデメリットがあります。
ですので、メンテナンスが必要ですが、
窯業系サイディングの耐久年数は、10年ほどと言われます。

3.窯業系サイディングの補修
窯業系サイディングでは、ボードの継ぎ目にシーリング材が使われていますが、
時間の経過と共にシーリングが劣化するので、
定期的にシーリング材の補修が必要です。
ですので、窯業系サイディングの外壁塗装では、
シーリング材の補修が必要になります。